韓国の秋夕(チュソク)とは
秋夕(チュソク)とは、旧正月と並んで韓国最大の名節といわれており、旧暦の8月15日に行われます。
親戚一同が故郷に一斉に集まり、一緒に祭祀・墓参りをします。
秋の収穫を終える前に熟していない米で作ったソンピョンと果物をお供えし、先祖に感謝の気持ちで祭祀を行ったことがルーツとなっています。
毎年、秋夕のシーズンには国民の70%以上が里帰りし、全国の高速道路が渋滞・列車チケットが売り切れて買えない現象が起きます。
韓国ではこれを「民族大移動」と呼んでいます。
秋夕(チュソク)はいつ?
2023年の秋夕(チュソク)は、当日が9月29日(金曜日)で連休を合わせると9月28日(木)から10月1日(日)までになります。
秋夕の前日(旧暦8月14日)から翌日(旧暦8月16日)までの3日間が祝日となり、開天節や日曜日と重なると秋夕連休がさらに1日増えます。
秋夕(チュソク)の文化
秋夕(チュソク)がいつから行われたのかは正確には解明されていませんが、新羅時代にはすでにあったことから、三国時代以前に始まったものと推測されています。
秋夕では韓服を着て、ソンピョンや色々な果物·里芋スープなど食べ物を用意して収穫に感謝する祭祀を行い、 美味しい食べ物を近所の人と仲良く分けて食べながら楽しい一日を過ごします。
また、シーソーのような木の板の上に立ちお互いを空高く飛ばしあう「ノルティギ」、チェギという足で蹴り上げる遊び道具を蹴り上げ競い合う「チェギチャギ」、女性たちが手をつないで輪を作り、歌に合わせて踊る「カンガンスルレ」、木の枝を投げてサイコロゲームのように楽しむ「ユンノリ」、日本でいう相撲「シルム」などの伝統遊びをしたり、 満月に願い事をします。
秋夕(チュソク)に食べる食べ物「ソンピョン(松餅)」
ソンピョン(松餅)とは、韓国の伝統料理の一つで、うるち米の粉を水で練って小豆や蜂蜜を入れ、半月やアサリの形にして松葉を敷いて蒸した餅料理です。
韓国では、主に秋夕の時に食べられています。
日本人の方は秋夕(チュソク)時期の旅行に気をつけよう
秋夕(チュソク)の連休中はお店がお休みになることが多く、行きたいお店に行けない場合があります。
観光地や外国人向けのお店は開いている場合もありますので、もし旅行に行く際は、確認して計画を練ることをおすすめします。
また、チュソク中の飛行機は安いことが多いのですが、帰省ラッシュ・Uターンラッシュに巻き込まれ、身動きがとりずらくなることもあり得るので注意が必要です。

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まとめ

ここまでで「【2023年】韓国の秋夕(チュソク)とは」の解説は以上です。
まとめ
- 秋夕(チュソク)とは、旧正月と並んで韓国最大の名節といわれており、旧暦の8月15日に行われます。
- 2023年の秋夕は、当日が9月29日(金曜日)で連休を合わせると9月28日(木)から10月1日(日)までになります。

本記事は以上です。
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