平均年収の話題が出ると、必ずセットになって現れる韓国。
「韓国の平均給与が日本に追いついた」
「日本は隣国である韓国に負けた」
このようなニュースを定期的に見かけると思います。

僕は、このニュースを見るときいつも『本当の所はどうなんだろう』と思っていました。
そこで、今回私は韓国の平均年収を調査してみることにしました。
韓国の平均収入


韓国の平均年収は7680万ウォン(約800万円)
※韓国の国税庁調査(対象は大企業のみ)



この数値には、低賃金労働者や失業者などが抜けているので、正確な数値とは言えなさそうです。
その他の統計
- World Data.info「3,4980ドル(約498万円)」
- OECD44813ドル(約638万円)
※ドル算出のデータは円安の影響で大きく変化しているので、-100万円程度が実際の数値と考えてください。
どの統計も信頼性が高いとは言えませんが、日本と韓国はほぼ同じくらいの平均年収と言えそうです。
以前までは、年収・物価ともに日本よりも低かった韓国ですが、2022年時点では日本と大して差はありません。
韓国で平均年収が高い職種
- スコミ関係
- 輸出企業
- 銀行
- 自動車産業
韓国の4大財閥
- サムスン
- ヒュンダイ自動車
- SK
(石油精製業、通信事業など) - LG
(総合家電、情報通信など)
韓国の大卒初任給
韓国の大卒初任給は3,669万ウォン(約383万円)と言われています。
とはいえ、この数値は「大企業の大卒初任給」です。
そのため、実際の数値は大きく異なることが想定されています。
韓国の企業毎の年収
- SBS…7530万ウォン
- SK…6924万ウォン
- 新韓国銀行…6900万ウォン
- 大林産業…6744万ウォン
- 国民銀行…6660万ウォン
韓国平均年収から見えない影(=貧困率)
日本人と平均年収と韓国の平均年収はほとんど変わりませんが、貧困率が大きく異なります。
韓国の貧困率は16.6%と言われています。
(※OECDの2018年調査)



また、韓国の高齢者貧困率は43.4%と算出されており、貧困率・高齢者貧困率が共に世界でもトップクラスに高いことがわかっています。
韓国は地域・職種による年収格差が大きいです。
(韓国だけでなく、ほぼ全世界で同じことが言えますが)
まとめ


ここまでで「韓国の平均年収を徹底調査|企業ランキングや目に見えない問題を紹介」の解説は以上です。
- 韓国の平均年収は日本とほぼ同じくらい
- 韓国の貧困率は国際的にも深刻化している



本記事は以上です。
最後までご覧くださりありがとうございました!

